安い枕は本当にダメ?枕の価格の違いとは?コスパの良い枕を見つけるためのポイント

安い枕は本当にダメ?枕の価格の違いとは?コスパの良い枕を見つけるためのポイント
安い枕は本当にダメ?枕の価格の違いとは?コスパの良い枕を見つけるためのポイント

枕が睡眠に影響を与える重要な寝具って分かっている方も多いですよね?
ただ、枕の価格も数千円から数万円といった安い枕や高い枕が幅広く世の中に出回っているのも事実。そんな中「安い枕なんて大丈夫?寝心地が悪かったらどうしよう…」そんな不安を抱方も多いはず。
もしくは、本当に自分に合っているのか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ただ、人気な枕や高価な枕を選べば大丈夫って話でもないんです!
今回は、自分にあったコスパの良い枕を見つけるためのポイントを解説し、あなたに最適な枕を見つけるお手伝いをします。

安い枕は本当にダメ?枕の価格の違いとは?

安い枕は本当にダメ?枕の価格の違いとは?コスパの良い枕を見つけるためのポイント

安い枕が必ずしもダメというわけではありませんが、価格によって品質や機能に違いがあることは確かです。高価な枕は、通常、使用される素材や製造技術が優れており、快適さや耐久性が向上しています。一方で、安価な枕でも自分に合ったものを選べば、快適な睡眠を得ることができる場合もあります。特に、安価な枕の中には、コスパが高い商品も存在します。

自分に合った枕の見つけかた

安い枕は本当にダメ?枕の価格の違いとは?コスパの良い枕を見つけるためのポイント

枕の選び方は個人の体型や寝姿勢、好みによって異なるため、まずは自分に合った枕を見つけることが重要です。ここでは、選び方のポイントをいくつか紹介します。

寝姿勢を確認する
寝ているときの姿勢には、仰向け、横向き、うつ伏せの3種類があります。自分の寝姿勢を確認し、それに合った枕を選びましょう。

  • 仰向け**の場合
    仰向けで寝る場合、理想的な枕の高さは、首のカーブの深さに2cmを足した高さが(約10cm~15cm)推奨されます。具体的には、壁を背にして立ち、首の一番深い部分から壁までの距離を測り、その数値に2cmを加えたものが理想的な枕の高さです。
    枕の位置は、肩口にしっかりとつけることが重要です。これにより、首と背中がまっすぐな状態を保ち、体圧が均等に分散されます
  • 横向き**の場合
    横向きで寝る場合、枕の高さは約15〜20cmが理想とされています。これは、首の骨が頭から背中にかけてまっすぐになるようにするためです。肩の高さがあるため、仰向け寝よりも少し高めの枕が必要です
    また、横向き寝の際は、寝返りを打ったときに頭が枕から落ちないように、枕の端に頭を乗せることが推奨されます
  • うつ伏せ**の場合
    うつ伏せで寝る場合は、枕の高さは0.5〜3cm程度が理想です。これは、首にかかる負担を軽減するためです。うつ伏せ寝は、首や背中に負担がかかりやすいため、できるだけ低い枕を選ぶことが重要です

素材の違いを理解する

枕にはさまざまな素材があります。どの素材が自分に合っているかを考えることも重要です。

  • 低反発ウレタン
    低反発ウレタンは、体圧を分散し、頭や首をしっかりと支える特性があります。寝返りを打つ際にも、体の形に合わせて変形するため、快適な睡眠をサポートします。特に、肩こりや首こりに悩む方におすすめです。
  • 高反発ウレタン
    高反発ウレタンは、弾力性があり、寝返りがしやすいのが特徴です。体をしっかりと支えつつ、適度な反発力を持っているため、仰向けや横向きで寝る方に向いています。
  • 羽毛・羽根
    羽毛や羽根は、軽くて柔らかい素材で、ふんわりとした感触が特徴です。通気性が良く、温度調整にも優れていますが、アレルギーを持つ方には注意が必要です。
  • ポリエステルわた
    ポリエステルわたは、手頃な価格で、洗濯が可能なため、メンテナンスが簡単です。柔らかさやボリューム感があり、比較的安価で手に入るため、初めて枕を購入する方にも適しています。
  • そばから
    そばがらは、自然素材で通気性が良く、湿気を吸収する特性があります。硬めの感触が好きな方に向いていますが、音が気になる場合があります。
  • ラテックス
    ラテックスは、弾力性があり、耐久性にも優れています。通気性が良く、アレルギーの原因となる物質が少ないため、敏感肌の方にも適しています。
  • ビーズ
    ビーズは、ポリスチレンやポリエチレンなどの小さなビーズを内部に詰めた構造になっています。これにより、枕が柔軟に形を変えることができ、頭や首の形にフィットします。

枕の高さ、硬さ、大きさもチェックする

枕の高さ、硬さ、大きさも自分にあった枕選びでも重要となってきます。

  • 高さ
    枕の高さは、寝姿勢と体の形状に合わせて選ぶことが重要です。仰向けで寝る場合、枕の高さは首と背骨が自然な状態を保つように調整されるべきです。横向きで寝る場合、肩幅に合わせて十分な高さが必要です。うつ伏せで寝る場合は、首が過度に反り返らないように低めの枕が適しています
  • 硬さ
    枕の硬さは、寝返りのしやすさや首や頭部のサポートに影響します。一般的に、仰向けで寝る人には中程度の硬さの枕が適しています。これは頭と首を適切に支えるためです。横向きで寝る人にはやや硬めの枕が良いとされています。これは肩と首の間をしっかりと埋めるためです。一方、うつ伏せで寝る人は、柔らかい枕が首にかかる圧力を軽減するのに適しています。
  • 大きさ
    枕の大きさは、体型や寝返りの頻度に応じて選ぶべきです。左右に寝返りをしても落ちない幅は頭3つ分と言われています。なので一般的なサイズは43×63cmですが、小柄な人は35×55cm、大柄な人は50×70cmのサイズを選ぶと良いでしょう。

枕の形状の選び方

枕の形状は多様で、それぞれの形状には特定の利点があります。以下に代表的な枕の形状を紹介します。

  • 標準型
    一般的な長方形の形状で、ほとんどの人に適しています。寝返りを打ちやすく、さまざまな寝姿勢に対応可能です。
  • くぼみ型
    中央にくぼみがあり、頭をしっかり支える設計です。特に仰向けで寝る人におすすめで、首や肩の負担を軽減、位置を安定させたい方におすすめの形です。
  • 波型(ウェーブ型)
    首や肩を自然な位置に保ちやすい、首や肩こりを感じやすい人、特に横向きに寝る方におすすめです。
  • 肩までサポートタイプ
    肩までしっかりと支えるように設計されており、肩と首のサポートが強化されています。肩幅が広い方や、肩の痛みを軽減したい方に向いています。
  • ユニット(分割)型
    複数のパーツやユニットで構成されており、カスタマイズ可能なサポートを提供。自分の好みに合わせて調整したい方に最適です。

特定の悩みに合わせて枕を選ぶ

安い枕は本当にダメ?枕の価格の違いとは?コスパの良い枕を見つけるためのポイント

特定の悩みに応じた枕の選び方は、悩みの種類によって異なります。それぞれの悩みに対する適切な枕の選び方を以下に詳しく説明します。

  • 首や肩の痛み
    首や肩の痛みを軽減するには、サポート力のある枕が重要です。メモリーフォームやラテックス素材の枕は、頭や首の形に応じて変形し、圧力を均等に分散します。これにより、首や肩の筋肉の緊張を減らすことができます。また、首のカーブをしっかりとサポートするために、形状が立体的な枕や、首の部分が少し高くなっている枕を選ぶと良いでしょう。
  • いびき
    いびきを軽減したい場合、頭と首の位置を調整することが重要です。少し高めの枕や、いびき対策用に設計された特殊な形状の枕を選ぶことで、気道を開きやすくし、いびきを減らす効果があります。また、横向きで寝ることをサポートする枕もいびきを軽減するのに役立ちます。
  • 睡眠の質を改善したい
    全体的な睡眠の質を向上させたい場合、自分の寝姿勢に合った枕を選ぶことが基本です。例えば、横向き寝の人には肩幅に合わせた高さのある枕、仰向け寝の人には高さを調整できる枕が適しています。また、快適さを追求するために、柔らかさや硬さの調整が可能な枕も検討すると良いでしょう
  • 寝汗や通気性が気になる
    寝汗や通気性が気になる場合、通気性の良い素材を選ぶことが重要です。ラテックスや竹繊維を使用した枕は、通気性に優れ、湿気を逃しやすい特性があります。また、冷感素材やジェルパッドを使用した枕も、涼しさを保つのに役立ちます。

まとめ

自分に合った枕を選ぶことで、睡眠の質を向上させ、日々の疲れを軽減できるでしょう。自分の睡眠環境を見直し、快適な睡眠を手に入れるために、しっかりとした枕選びを行いましょう。選び方のポイントを参考に、ぜひ自分にぴったりの枕を見つけてください。