失敗しない接触冷感寝具の選び方!暑い季節を乗り切るためのポイント

接触冷感寝具の失敗しないポイント
接触冷感寝具の失敗しないポイント

夏の快適な睡眠を求める方に人気の接触冷感寝具ですが、その選び方には注意点があります。Q-max値や通気性、素材など、複数の要素を考慮することで、より効果的な冷感寝具を選ぶことができます。
今回は、失敗しない接触冷感寝具の選び方をご紹介します。

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Q-max値の測定方法と基準

Q-max値の測定方法と基準

Q-max値は、接触冷感素材の冷たさを数値で表した指標です。
簡単に言うと、アイスクリームを食べたときの「ひんやり感」を数値化したものと考えてください。

測定方法

Q-max値は、JIS規格に基づいて測定されます。具体的には、室温の素材に対して、10℃または20℃高く設定したセンサーを接触させ、その瞬間にどれだけ熱が移動するかを測定します。これにより、瞬間的な冷たさの最大値が得られます。

Q-max値の意味

Q-max値が高いほど、その素材は冷たく感じます。
例えば、アイスクリームを食べた瞬間の「冷たっ!」という感じが強いほど、Q-max値は高くなります。一般的に、Q-max値が0.2 W/㎠以上であれば「接触冷感素材」とされます。

持続性の限界

ただし、Q-max値は瞬間的な冷たさを示すものであり、その冷たさがどれくらい続くかまでは示しません。例えば、アイスクリームを口に入れた瞬間は冷たく感じても、すぐに溶けてしまうのと同じです。素材が長時間冷たさを保つかどうかは、Q-max値ではわからないのです。

比較の際の注意点

Q-max値を比較する際は、同じ条件で測定された数値を確認することが重要です。測定方法や温度差の設定が異なると、結果も変わってきます。例えば、アイスクリームの冷たさを比較するなら、同じ冷凍庫で同じ温度に設定しておく必要があるのと同じです。

夏用の接触冷感シーツを選ぶとき、Q-max値が高いものを選ぶと、寝転がった瞬間の冷たさが感じやすいです。しかし、ずっと冷たいわけではないので、エアコンや扇風機と併用するとより効果的です。

冷感寝具の素材別メリットとデメリット

冷感寝具の素材別メリットとデメリット

冷感寝具の素材には主に化学繊維と天然繊維があり、それぞれに独自の特徴があります。以下に、それぞれのメリットとデメリットを詳しく説明します。
またこんな人におすすめ!も紹介してますのでぜひ参考にしてみてくださいね。

化学繊維

: ポリエステル、ナイロン

  • メリット: 高いQ-max値を示し、瞬間的に強力な冷感効果が得られます。例えば、ポリエステル製の冷感シーツは、寝転がった瞬間に涼しさを感じることができます。
  • デメリット: 吸水性が低く、汗を吸収しにくいため、長時間使用すると蒸れやすい傾向があります。これにより、特に暑い夏の夜には不快感が増すことがあります。

こんな人におすすめ!
すぐに寝落ちしてしまう人:短時間で冷たさを感じやすいので、寝付きが早い人に最適です。
暑がりで即座に冷たさを求める人: 瞬間的な冷たさを重視する人にはピッタリです。

天然繊維

: 麻、綿

  • メリット: 吸湿性と通気性に優れており、汗をしっかり吸収して蒸れにくいです。これにより、快適な睡眠環境を維持しやすくなります。例えば、綿素材のシーツは肌触りが良く、汗をかいてもさらっとした感触を保ちます。
  • デメリット: 化学繊維ほどの即時的な冷感効果は得られません。寝始めの冷たさを求める場合には、少し物足りなく感じるかもしれません。

こんな人におすすめ!
汗をかきやすい人: 汗をしっかり吸収し、蒸れにくいので、汗っかきの人に最適です。
家族で寝ている人: 通気性が良く、長時間の使用でも快適なため、家族で使うのにも適しています。

再生繊維

: レーヨン

  • メリット: 天然繊維に近い吸湿性を持ちながら、化学繊維並みの冷感効果も兼ね備えています。これにより、快適性と冷感効果のバランスが良く、夏の夜でも快適に過ごすことができます。
  • デメリット: 再生繊維も特定の条件下では蒸れやすくなることがありますが、全体的にはバランスの取れた素材です。

こんな人におすすめ!
子供にはこれ!: 再生繊維は肌に優しく、吸湿性もあるため、子供にも安心して使えます。
全体的なバランスを重視する人: 冷感効果と吸湿性のバランスが良いので、さまざまな環境で快適に使用できます。

素材選びのポイント

素材選びの際には、個人の体質や使用環境を考慮することが重要です。冷感効果と快適性のバランスを考え、自分に最適な素材を選びましょう。

すぐ寝落ちしてしまう人

  • おすすめ素材: ポリエステル、ナイロン
  • 理由: 即座に冷たさを感じやすく、寝付きが早い人に最適。

汗をかきやすい人

  • おすすめ素材: 麻、綿
  • 理由: 吸湿性が高く、蒸れにくいので、汗っかきの人に快適。

家族で寝ている人

  • おすすめ素材: 綿
  • 理由: 通気性が良く、長時間の使用でも快適なので、家族全員が使いやすい。

子供にはこれ!

  • おすすめ素材: レーヨン
  • 理由: 吸湿性と冷感効果のバランスが良く、肌に優しいため、子供にも適しています。

全体的なバランスを重視する人

  • おすすめ素材: レーヨン
  • 理由: 天然繊維に近い吸湿性と化学繊維並みの冷感効果を兼ね備え、さまざまな環境で快適に使用可能。

まとめ

冷感寝具の素材には主に化学繊維、天然繊維、再生繊維の3種類があり、
それぞれに異なるメリットとデメリットがあります。
化学繊維(ポリエステル、ナイロン)は高いQ-max値を示し、瞬間的な冷感効果が強力ですが、吸水性が低く蒸れやすいです。
これは、特に暑がりの人や即座に冷たさを求める人に適しています。
天然繊維(麻、綿)は吸湿性と通気性に優れ、蒸れにくく快適な睡眠環境を提供しますが、即時的な冷感効果は弱めです。汗をかきやすい人や家族で使用する場合に最適です。
再生繊維(レーヨン)は、吸湿性と冷感効果のバランスが良く、肌に優しいため子供用にも適しています。
個々の体質や使用環境に応じて、適切な素材を選ぶことが快適な睡眠環境を作る鍵となります

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家族のやすらぎショップ
静岡県浜松市で寝具の企画・製造・販売を行っています。 "眠活”に役たてる情報や商品の紹介が出来ればと思います♪ <<豊かな人生は、睡眠から>> ひとりでも多くの方が、豊かな人生を送れますように